講談社文芸文庫

〈世界史〉の哲学3 東洋篇

大澤真幸

講談社

発売:2023/11/10

発行形態:書籍

ファイル:EPUBリフロー形式/3.1MB

ポイント:900pt

¥3,344( 本体 ¥3,040 )

真夏も楽しく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/2)

商品詳細

12世紀頃、経済・政治・軍事、あらゆる点において最も発展した地域であったにもかかわらず、その後、主導権と覇権を握ったのは、中国ではなく、アメリカを含む西洋諸国だった。どうしてなのだろうか。その原因を中国社会の特異性、インドのカースト社会、仏教と一神教との相違など、精緻な思想で読み解く。イエスの誕生と死を根底に置いた西洋文明の成長を描いた「古代篇」「中世篇」に続く第3弾。

「問うこと」にこそ知性の働きの中心はある。本質的な問いは素朴な疑問に由来する。

中国社会とインド社会は、互いに拒絶し合っていると言ってよいほどに影響関係が乏しく、また外見的にもおよそ似ていない。にもかかわらず、両者を同じ平面に位置づけることができるのである。いや、それどころか、その「同じ論理の平面」こそが、両者の間の影響の少なさや対照的な社会構造を説明することになるだろう。その平面を規定しているのは、贈与(とその展開)の原理である。(本文より)

目次
第1章 世界史における圧倒的な不均衡
第2章 新大陸の非西洋/ユーラシア大陸の非西洋
第3章 受け取る皇帝/受け取らない神
第4章 「東」という歴史的単位
第5章 解脱としての自由
第6章 二つの遍歴集団
第7章 カーストの内部と外部
第8章 救済のための大きな乗り物
第9章 「空」の無関心
第10章 曼荼羅と磔刑図
第11章 インドと中国
第12章 カーストの基底としての贈与
第13章 闘争としての贈与
第14章 自分自身を贈る
第15章 双子という危険
第16章 贈与の謎を解く
第17章 供犠の時代の調停的審級
第18章 国家に向かう社会/国家に抗する社会
第19章 三国志の悪夢
第20章 驚異的な文民統制
第21章 国家は盗賊か?
第22章 華夷秩序
第23章 人は死して名を留む
第24章 皇帝権力の存立機制
第25章 「母の時代」から「父の時代」へ、そしてさらなる飛躍
第26章 文字の帝国
第27章 漢字の呪力
第28章 「天子」から「神の子」へ

購入前の注意点

3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
・この書籍はKinoppy for iOS、Kinoppy for Android、Kinoppy for Windows または Kinoppy for Mac(いずれも最新版)でお読みください。
・電子書籍は会員サービス利用規約に則してご利用いただきます。
・海外会員様にはプレゼントを贈れません。

著者情報

大澤真幸[オオサワマサチ]
1958・10・15~。社会学者。長野県松本市生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。社会学博士。千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を歴任。『ナショナリズムの由来』で毎日出版文化賞、『自由という牢獄』で河合隼雄学芸賞を受賞。現在、個人思想誌『大澤真幸THINKING「O」』刊行中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

このシリーズの商品

n
  • 〈世界史〉の哲学 1 古代篇

  • 〈世界史〉の哲学2 中世篇

  • 〈世界史〉の哲学3 東洋篇

  • 〈世界史〉の哲学4 イスラーム篇

この著者の他の商品・シリーズ

n
  • 〈世界史〉の哲学 現代篇2 アメリカというなぞ

  • 西洋近代の罪 自由・平等・民主主義はこのまま敗北するのか

  • 逆説の古典 着想を転換する思想哲学50選

  • 自由という牢獄 ― 責任・公共性・資本主義

  • 生成AI時代の言語論

  • 我々の死者と未来の他者 戦後日本人が失ったもの(インターナショナル新書)

  • 〈世界史〉の哲学4 イスラーム篇

  • 陰謀論が破壊する日常

  • 資本主義の〈その先〉へ

  • 未来のための終末論