商品詳細「うちの子、もしかしたら発達障害かも…」
「動き回ってばかりで、どうしたらいいかわからない」
「学校の勉強についていけていないみたいで心配」
子どもの発達障害はデリケートなトピックです。そのため、あまりふれないほうがよいのかも…と遠回しにしてしまうことも多いかもしれません。
ですが、身近にいる発達障害の子どもたち(発達障害かもしれない子も含みます)が、どのように世界を捉え、感じているのかを理解できたとしたらどうでしょう?
これまでよりも少しだけ肩の力を抜いて、ともに日々を過ごせるようになるかもしれません。
不可解な行動、イライラしてしまう言動……それらにはすべて、理由があります。
さらにいえば、あらゆるアクションの裏側には子どもたち一人ひとりの思いが隠されているのです。
本書では、発達障害の専門医であり、現場での臨床経験も豊富な岩波明医師による、当事者目線での丁寧な解説をお読みいただけます。
代表的な発達障害として、ASD・LD・ADHDを章ごとに取り上げています。また、各章の末には実際の患者さんの事例を匿名でご紹介しています。
「こんなケースがあるんだ!」「周囲はこうやってサポートすべきなのか」「逆にこういう接し方はあまりよくないのかもしれない…」などと、たくさんの気づきが得られるでしょう。
本書を通じて、日々感じている「なんで?」「どうしてこうなる?」「イライラ」「もう大変でお手上げだ…」みなさんのそんな思いが少しでも軽くなり、明るい明日の迎える一助になれば幸いです。
※カバー画像が異なる場合があります。
著者情報岩波明[イワナミアキラ]
1959年、横浜市生まれ。東京大学医学部医学科卒業。専門は「精神生理学」。東大病院精神科、ドイツ留学を経て、埼玉医科大学、東京都立松沢病院において、重症例を含むさまざまな分野の診療にあたる。うつ病の薬物療法、統合失調症の認知機能障害、精神疾患と犯罪、司法精神医療など、幅広いジャンル、疾患に対応する。2008年に昭和大学医学部精神医学講座准教授、2012年に同大学精神医学講座主任教授に就任、2015年昭和大学附属烏山病院病院長を兼任。多くの臨床経験からリアリティ溢れた症例を紹介し、現代社会のさまざまな現象に鋭く切り込み、多数のベストセラーを創出している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)