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「今の生活は変えられない」「仕事があるから無理だ」--私たちはさまざまなものにとらわれている。しかしそれは世間からの刷り込みや、自身の思い込みに過ぎない。
本書は著者の実体験をもとに、何事にも「とらわれない」生き方と、それを実践するために「一つにこだわる」考え方を提唱する。
著者は「温泉」一点にこだわり、脱サラして日本一周温泉めぐりに旅立ち、フリーランスに。一年間の自主育休をとって、ワーケーションを経て、札幌へ移住した。意識高い系でもない著者は、いったい何を思い、どう考えて実践していったのか?
重視すべきは「心地よさ」。会社、時間、働き方、人間関係、働く場所、住む場所も「〇〇でなければならない」なんてことはない。
特別な人でなくても実践できる、既成概念にも固定観念にもとらわれない、自分で考える自分らしい生き方を見つけるための一冊。
はじめに--「とらわれない力」が人生を愉しくする
序章 「既成概念」にとらわれない--自分らしい生き方はぜんぶ温泉が教えてくれた
温泉は「とらわれない生き方」の象徴
東京から北海道へ移住を決意
フツーの人が「地方移住」を実現
オトナだってワクワクしたい
「思い込み」を取っ払う
第1章 「会社」に依存しない--人生は源泉のように「熱く」あれ
「温泉めぐり」のために退職
温泉との出会いが人生を変えた
3016湯の旅に出発
「知識・スキル・経験」を売る
会社に依存しないための3つの条件
「極端」が違いを生む
「情熱」以外に必要なこと
第2章 「時間」に縛られない--人生には湯治のように「長期休暇」が必要だ
休むのが下手な日本人
湯治は日本版バカンス
自己成長につながる「充電期間」
1年間の「自主育休」
自分にとっても宝物の時間に
人生のリハビリ期間
人生100年時代だからこそ長期休暇が必要
リスキリングの機会にもなる
休むのも仕事のうち
第3章 「働き方」に制限されない--仕事も湯加減のように「心地よさ」を追求する
時とともに働き方も変わっていく
固執は視野を狭くする
会社は収入を得ながら鍛錬できる養成所
旅を通じて確立した2つの「軸」
フリーランスという生き方
「何を重視するか」で選択する
ストレスの種類を選ぶ
テレワークで働き方の幅が広がる
収入の柱を複数もつ
週5日、1日8時間労働でなくても
心地よい「不感温度」の仕事をする
第4章 「人間関係」に頓着しない--人生にソロ温泉で「投資」しよう
「ひとりの時間」の重要性
ソロ温泉は「チルい」の最高峰
オフタイムの値段は1万3000円/時!
「削る」ことで充実する
ソロ温泉の魅力10
勇気・覚悟・知恵をもって
第5章 「働く場所」に固執しない--温泉ワーケーションをして「旅するように」働く
「温泉ワーケーション」の原点
仕事が捗ってしかたない
作家は「温泉ワーケーション」の先駆者
仕事と遊びの境目を曖昧に
移動×温泉で発想力が刺激される
「温泉ワーケーション」を定義してみた
家族やペットといっしょもアリ
自律的、自発的に行うことがカギ
「温泉ワーケーション」事前チェックポイント7
持ち込む仕事に注意する
「25分」単位で仕事をする
第6章 「住む場所」に執着しない--名湯をさがすように「居心地の良さ」を求めて
テレワークでどこでも生きていける
温泉ライターにとって最高の土地
猛暑の東京から極寒の札幌へ
人生で初めて「冬が待ち遠しい」
都市と自然のバランスが札幌の魅力
移住で向上した生活の質
あらためて実感した東京の凄み
ワーケーションの延長線上にある「地方移住」
ワーケーションは「プレ移住」
定住が当たり前ではなくなる
「二拠点生活」という選択肢も
ライフステージに合わせてお気に入りの場所へ
おわりに--こだわるから、とらわれない