商品詳細
「なかなか夜が明けなくて、明日にならなくてつらかった。地球の自転が遅すぎて、どうしてこんなに古臭い時代が続いているのか不満だった」
僕の前に現れた転校生の少女は、自らの理想のため、頑固に、誠実に、戦い続けると決めていた。永遠にわかり合えないと知っていても、一歩ずつ歩み寄ってきたはずなのに。
傷つきながら愛と呼べるものをみつけるまでの少年少女の心情を、研ぎ澄まされた筆致で綴る、青春文学の到達点。
著者情報
河野裕[コウノユタカ]
徳島県生まれ。2009年角川スニーカー文庫より『サクラダリセット CAT,GHOST and REVOLUTION SUNDAY』でデビュー。『昨日星を探した言い訳』(本書)で山田風太郎賞候補、『君の名前の横顔』で読者による文学賞受賞。主な著作に大学読書人大賞を受賞した『いなくなれ、群青』からはじまる「階段島」シリーズがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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