商品詳細
婚約破棄。勤務先の倒産。そして母からの「あんたみたいに、取り柄がないのにわがままな娘は、男の人で人生が決まるの」という言葉に、趣味で続けてきたフラメンコを取り柄にしようと渡西することを思い立った莉子。
両親に逆らい始めたマドリードでの生活は、自由そのもののように思えたが、日本人コミュニティの狭さや言語と文化の壁、そして日本に置いてきたはずのしがらみが莉子を悩ませる。
そんなスペインの暮らしの中で、フラメンコの開祖と言われる日本人女性と出会い、彼女のフラメンコへの思い、そして踊り手にかける掛け声「アグア」(水=必要不可欠な物)の意味を知った莉子は、自分にとっての「アグア」は何なのかを考え始める。
著者情報
深沢潮[フカザワウシオ]
東京都生まれ。2012年「金江のおばさん」で「女による女のためのR‐18文学賞」大賞受賞。受賞作を含む『ハンサラン 愛する人びと』(文庫版『縁を結うひと』)でデビュー。自らのルーツである在日コリアンの問題に向き合い、『ひとかどの父へ』『緑と赤』『海を抱いて月に眠る』『翡翠色の海へうたう』などの著作がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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