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太平洋戦争は愚かな戦争だったと非難するのは易しい。しかし世界最強国を相手に3年9カ月にわたり独りで戦ったという事実は重い。それを解明するには歴史を遡り,また世界政治を規定している文明観,世界観の違いにまで想いをめぐらさねばならない。本書は,東京裁判史観や自虐史観でもない「第三の史観」の提示・確立を目指す著者渾身の力作。
(※本書は2014/6/10に株式会社 文眞堂より発売された書籍を電子化したものです)
著者情報
吹田尚一[スイタショウイチ]
昭和8年、福井県小浜市に生まれる。早稲田大学第一政治経済学部経済学科卒業。30年4月、(財)三菱経済研究所入所。45年9月、(株)三菱総合研究所へ移籍。研究開発部・主任研究員、応用経済部長を経て、取締役となり、政治経済部門長兼応用経済部長、産業戦略部門長などを歴任。63年12月、常務取締役。退任後、平成10年4月、敬愛大学国際学部教授となり、14年3月、退職。現在、(社)日本経済復興協会理事を歴任後、実証エコノミストとして、また近現代史研究家として執筆・講演活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)