商品詳細
「オーバースペック」は、航空自衛隊の中等練習機“MT-4”の武装化改修に挑む防衛省と民間企業の航空技術者たちの物語です。MT-4のモデルは、航空自衛隊の展示飛行チーム「ブルーインパルス」で使用している川崎T-4練習機。音速飛行が可能な機体形状、優れた機動力、機上酸素発生装置の搭載など、1980年代開発の練習機としては十分すぎる性能と装備を備えている。元・航空技術者である著者は「なぜT-4はこれほど過剰な性能を持っているのか?」「なぜ日本はその優秀なT-4をさらに磨き上げて使わないのか?」という疑問を抱き、本作を書き上げました。
著者情報
未須本有生[ミスモトユウキ]
1963年、長崎県生まれ。東京大学工学部航空学科を卒業後、大手メーカーに勤務。F‐2戦闘機設計チーム(FSET)のメンバーとして開発に参加。1997年よりフリーのデザイナー。2014年『推定脅威』で第21回松本清張賞を受賞し小説家デビュー。設計サイドの視点で描かれる物語は、特に航空・防衛関係者から「リアルすぎる」「見てきたかのよう」との評価を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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