商品詳細
家出した母を連れ戻すため、大学生の私は北国の港町・独鈷路戸にやって来た。赤錆に覆われ、動物の死骸が打ち捨てられた町は荒涼としている。あてもなく歩くうち、丘の上の廃墟で母と老人たちが凄まじい腐臭の中、奇妙な儀式を行っているのを目撃する。それがすべての始まりだった――。真の“恐怖”をあなたは体感する。阿鼻叫喚、怒涛の展開に絶句するノンストップ・ホラー! 第39回横溝正史ミステリ&ホラー大賞優秀賞受賞作。
著者情報
北見崇史[キタミタカシ]
1969年、北海道釧路市生まれ。2019年、本作で第39回横溝正史ミステリ&ホラー大賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)