商品詳細
ぽっかり空いた目と口、短い手足、あどけない表情。心が癒やされる可愛らしい造形で、博物館でも大人気の埴輪たち。しかし、古墳を彩る人物・道具・家・動物たちの群像として見ると、王権を巡る「さまざまな物語」が浮かび上がってくる。3世紀中頃から6世紀終わり頃まで、およそ350年にわたり造られた埴輪を、定番の名品から最新の出土品まで紹介。造形美、細部の見方、楽しみ方を第一人者が解説する。カラー図版160点掲載。
著者情報
若狭徹[ワカサトオル]
1962年、長野県生まれ、群馬県で育つ。日本考古学(主に古墳時代)。明治大学文学部史学地理学科考古学専攻卒業。国史跡保渡田古墳群の調査・整備、かみつけの里博物館の建設を担当。高崎市教育委員会文化財保護課課長を経て、明治大学文学部教授。博士(史学)。藤森栄一賞、濱田青陵賞、古代歴史文化賞優秀作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)