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令和2年8月、日本は終戦から75年を迎えた。あの戦争では多くの艦船が沈み、航空機もまた多数が今も海底に眠っている。本書はレック(沈んでいる船や航空機)撮影をライフワークとして続けている戸村裕行カメラマンが、かつて日本の大根拠地だったトラック諸島、激戦の舞台となったソロモン諸島、そして観光地としても知られるグアムやパラオ、さらにフィリピンのコロン、原爆実験の行われたビキニ環礁など、さまざまな場所でカメラに収めてきた「海底の戦争遺産」の今を収録。戦後70年以上を経て、海底に静かに眠るその雄姿を紹介する。
著者情報
戸村裕行[トムラヒロユキ]
1982年生まれ。世界の海を巡り、大型海洋生物からマクロの生物まで、さまざまな水中景観を撮影し続けている写真家。生物の躍動感や海の色彩を意識したその作品は、ダイビングやカメラ専門誌を中心に発表されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)