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人類誕生の舞台であり、民族移動や王朝の盛衰を経て、他者と共存するおおらかな知恵を蓄えたアフリカ大陸。現地調査を重ねた文化人類学者が、「世界史」の枠組みをも問い直す、文明論的スケールの通史。
著者情報
川田順造[カワダジュンゾウ]
1934年、東京・深川生まれ。東京大学教養学部卒業、パリ第5大学民族学博士。西アフリカの無文字社会を中心に調査を重ね、語りや音楽に着目する口頭伝承論を切り開く。現在、東京外国語大学名誉教授、広島市立大学名誉教授。日本・アフリカ・ヨーロッパを比較する中で西洋近代を相対化する「文化の三角測量」の提唱者としても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)