商品詳細
音楽ではなく、譜面を通してそれまで「不在」であった音楽とのあいだに通路を開き、広く交歓を可能にする想像力を持つ者である。
音楽は演奏家を抜きに現実化しない。人間によってしか血の通った音楽を、楽譜の向こう側にある音楽を蘇らせることはできないのである。
本書は芸術大学で指導する一方、演奏家としても第一線で活躍中のフルーティストによる、演奏という観点から見た音楽論である。つねにその瞬間瞬間の現れとしての音楽を生み出す者だからこそ得られる洞察、そこから個性と普遍という大きな問題へも視野を広げていく。
[本書の内容]
第一章 音を奏でる人類
第二章 「音楽そのもの」との交歓
第三章 音楽に表れるのは個性か普遍性か
第四章 音符の奥に立ち上がる音楽
第五章 響かせること、響きを合わせること
第一章 音を奏でる人類
第二章 「音楽そのもの」との交歓
第三章 音楽に表れるのは個性か普遍性か
第四章 音符の奥に立ち上がる音楽
第五章 響かせること、響きを合わせること
著者情報
大嶋義実[オオシマヨシミ]
1958年生まれ。1981年京都市立芸術大学卒業後、同年ウィーン国立音楽大学入学、1984年同校卒業。プラハ放送交響楽団首席フルート奏者、群馬交響楽団第一フルート奏者を経て、京都市立芸術大学・大学院教授、副学長。アジア・フルート連盟日本本部長。ロンドン、ウィーン、プラハ、フィレンツェ、ローマなど海外での多くの公演をこなす一方、各地の主要音楽祭に招聘されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)