テキサスの電力市場・電力システム ― 価格高騰・大規模停電でも揺るがぬ信頼

山家公雄

インプレスR&D

発売:2021/08/06

発行形態:書籍

ファイル:EPUBリフロー形式/22.4MB

ポイント:225pt

特価¥1,045( 本体 ¥950 )
通常価格¥2,090( 本体 ¥1,900 )

蝉しぐれそそぐ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~8/3)

商品詳細

米国テキサス州は、他州と同期しない孤立系統の電力システム、全米でもユニークな電力市場をもち、電力完全自由化、風力発電のシェア20%を成し遂げています。そして容量市場を持たないにも関わらず、安定供給を維持し、全米でも安いレベルの電力価格を維持しています。
 この本ではテキサス州独自の電力システム、電力市場の詳細を紹介します。そして、2019年夏に発生した価格高騰(価格スパイク)、2021年2月に発生した大寒波による大規模停電について詳細に分析します。また、テキサスの電力卸市場、電力システムの紹介と共に、その比較で今後の日本の電力市場のあり方について考えていきます。

はじめに
第1章 テキサスの電力情勢 ー独立と競争市場が生む低価格ー
第2章 米国の電力市場とERCOTの特徴
第3章 ERCOTのエネルギーオンリーシステム
第4章 ERCOTの市場プロセスと前日市場
第5章 2019年ERCOT市場の価格スパイク ー8年間待った発電事業者に慈雨ー
第6章 ERCOTの信頼度対策 ー予備力確保・混雑管理・RUCー
第7章 ERCOTの競争環境整備 ー外部評価と手法ー
第8章 2021年2月の停電を考える ーERCOTの本質は変わらないー
第9章 テキサスとの比較で日本を考える
終わりに ー市場機能の浸透なしに脱炭素は困難ー
参考文献

購入前の注意点

3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
・この書籍はKinoppy for iOS、Kinoppy for Android、Kinoppy for Windows または Kinoppy for Mac(いずれも最新版)でお読みください。
・この商品は "Reader™" ではお読み頂けません。
・電子書籍は会員サービス利用規約に則してご利用いただきます。
・海外会員様にはプレゼントを贈れません。

この著者の他の商品・シリーズ

n
  • 容量市場の真実 ― 第1回入札の失敗を詳細分析

  • 日本の電力ネットワーク改革 ― 送電線・配電線をめぐる諸問題の経緯と展望

  • 日本の電力改革・再エネ主力化をどう実現する ― RE100とパリ協定対応で2020年代を生き抜く

  • テキサスに学ぶ驚異の電力システム ― 日本に容量市場・ベースロード市場は必要か?

  • 送電線空容量ゼロ問題 ― 電力は自由化されていない

  • 「第5次エネルギー基本計画」を読み解く ― その欠陥と、あるべきエネルギー政策の姿