商品詳細
芸術に理解をもつ金持ちの独身青年ローランドが、アメリカ・マサチューセッツ州ノーサンプトンの片田舎に住む天才芸術家の卵ロデリック・ハドソンを見いだし、イタリアで大成させようとする過程を、複雑な恋愛模様、芸術家の苦悩、アメリカとヨーロッパの確執を交えてダイナミックに描く長篇小説。英国批評界の重鎮F・R・リーヴィスから、「古典と称される多数の小説などよりも、永久に読み継がれるべき卓越した作品」と絶賛された。小説の魅力が横溢する傑作であり、ヘンリー・ジェイムズ初の長篇小説、60年ぶりの新訳決定版!
著者情報
ジェイムズ,ヘンリー[ジェイムズ,ヘンリー] [James,Henry]
1843・4・15~1916・2・28。小説家。アメリカ生まれ。プラグマティズムの哲学者ウィリアム・ジェイムズは兄。幼時からヨーロッパ滞在が長く、ハーバード大学へ入学するも中途退学し、1876年にロンドンへ移住して以降、本格的な執筆活動に入る。最晩年にはイギリスに帰化するが、翌年、ロンドンにて死去。一作中人物の眼から他の登場人物や出来事を描くという、いわゆる「視点」を採用した作家として20世紀の作家に大きな影響を与え、「心理小説」の先駆者とも称される。作品に『アメリカ人』『デイジー・ミラー』『ある婦人の肖像』『ねじの回転』『鳩の翼』『使者たち』『金色の盃』など多数がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)