キツネ目 グリコ森永事件全真相

岩瀬達哉

講談社

発売:2021/03/10

発行形態:書籍

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商品詳細

147通にも及ぶ膨大な脅迫状、600点以上の遺留品、さらには目撃、尾行までされながら、ついに時効の彼方へと逃げ込んだ「グリコ森永事件」犯人グループ。
その中心人物、かつ司令塔となったのが、「キツネ目の男」だった。
グリコの江崎勝久社長を自宅から拉致して監禁、身代金を要求するという「実力行使」から、青酸入りの菓子と脅迫状の組み合わせによって裏取引し、企業からカネを奪おうとする「知能犯罪」、そしてメディアや世論を巻き込んだ劇場型のパフォーマンスまで、日本の犯罪史上に残る空前絶後の事件だ。
しかし、犯人グループは、その「痕跡」を消しきれていなかった。
当時、第一線で捜査にあたった刑事、捜査指揮した警察幹部、犯人グループと直接言葉を交わした被害者、脅迫状の的になった企業幹部など、徹底した取材で事件の真相をえぐり出す。
「少なくとも6人いた」という犯人グループの、役割分担、構成にまで迫る!
「キツネ目と仲間たち」の全貌が、闇の向こうから浮かび上がる――。

序章 すべてのはじまり/内部犯行説/紺の背広の男/「かい人21面相ファンクラブのみなさんえ」
第1章 堤防道路 運命の15秒
襲われたカップル/リーダー格の男/身柄拘束!/幻のスクープ/目の前を通りすぎた犯人/1週間の軟禁生活/偶然の再会/刑事部長の悪夢
第2章 けいさつの あほども え――147通の手紙
脅迫状にこめられたトリック/肉声テープの効果/自力で脱出した江崎社長/「金髪モデル募集」の求人広告/恐怖心を人質にとる手口/犯人グループにいた35歳前後の女/株価ストップ安/「グリコは捨てる」/取引に応じるか、否か
第3章 「キツネ目の男」登場
次なるターゲット/黒澤映画と同じ/矢崎滋似の男/「全国のすいりファンのみなさんえ」/裏取引はあったのか
第4章 天国から地獄――森永製菓の闘い
森永に届いた脅迫状/「怪人二十面相」のスポンサー/すべての紙幣の表裏を撮影/ポリ容器の上の指示書/「森永の どあほが」/〈どくいり きけん〉シール/警察組織トップを挑発/千円パックで菓子を手売り/社員の子どもを装ったハガキ/「私ならヤミで払います」/森永が狙われた理由
第5章 滋賀県警の一番長い日
昭和天皇のご下問/会社としての決断/「骨は拾ってやる」/捜査態勢の見込み違い/目印は「白い布」/急発進したライトバン/またしても、すんでのところで/「現場」からわずか50メートル/『人民新聞』が暴露した
第6章 虚勢の果て
滋賀県警本部長の悲劇/殴り書きの遺書/いままでは運が良すぎた
第7章 キツネ目と仲間たち
キツネ目の男とビデオの男/モンタージュの女/3年前の「ダイエー脅迫事件」/言語障害のある男児/固形タイプの青酸ソーダ/北朝鮮スパイ説/京大中退の男
終章  「ある会社から1億とった」/脅迫状に現れたキツネ目の男の変化/ロッテは模倣犯に引っかかった

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著者情報

岩瀬達哉[イワセタツヤ]
1955年、和歌山県生まれ。ジャーナリスト。2004年、『年金大崩壊』『年金の悲劇』(ともに講談社)により講談社ノンフィクション賞を受賞。同年「文藝春秋」に掲載した「伏魔殿 社会保険庁を解体せよ」で文藝春秋読者賞を受賞。2020年、『裁判官も人である 良心と組織の狭間で』(講談社)によって日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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