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日本文化の核を育み、社会の階層をかき回した、渾沌と沸騰の200年! 豊かな乱世の絢爛たる文化――
日本の歴史の中でも室町時代の200年ほど、混乱の極みを見せた時代はなかった。が、一方では、その「豊かな乱世」は、生け花、茶の湯、連歌、水墨画、能・狂言、作庭など、今日の日本文化の核をなす偉大な趣味が創造された時代でもあり、まさに日本のルネサンスというべき様相を呈していた。史上に際立つ輝かしい乱世を、足利尊氏や織田信長らの多彩な人物像を活写しつつ、独自の視点で鮮やかに照射する。
著者情報
山崎正和[ヤマザキマサカズ]
1934・3・26~。劇作家、評論家。京都府生まれ。1961年、京都大学大学院美学美術史専攻博士課程修了。米国コロンビア大学客員教授を経て、76年、大阪大学教授、その後、東亜大学学長などを務め、現在、中央教育審議会会長、LCA大学院大学学長。著書に『世阿彌』(岸田戯曲賞)『鴎外 闘う家長』(読売文学賞)『病みあがりのアメリカ』(毎日出版文化賞)などがある。06年、文化功労者に顕彰される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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