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本書で言う「データ視覚化」(ビジュアライゼーション)とは、単に手元にあるデータをグラフにすることではありません。いくらデータを視覚化しても、その中から人間が重要な情報を読み取れないのなら、データ視覚化をする意味がないからです。あくまで、そのデータが指し示す意味を明確にすること、そしてより多くの人たち(オーディエンス)に興味を持って見てももらえることがデータ視覚化の目的です。
本書では、日本人女性唯一のTableau ZEN MASTERである筆者が長年にわたって培ってきたデータ視覚化のノウハウ、ベストプラクティス、アンチパターン等を整理分類してエッセンスを抽出し、具体的な事例をあげながら、できるかぎり丁寧に解説しました。また、セミナーなどの現場でよくされる質問に対する答えをまとめたものでもあるので、ある意味、“FAQ”でもあります。
著者情報永田ゆかり[ナガタユカリ]
アクセンチュア、楽天、KPMGなどを経て、独立。PATH Data Analytics & Visualization(PATH株式会社)を立ち上げる。日本Tableauユーザー会会長を務める。2019年2月にTableau ZEN MASTERに日本人女性で初めて選ばれる。データ活用コンサルティングに加え、データビジュアライゼーション、データアナリティクス、データ分析・活用のためのクリティカルシンキング、役員向けデータ活用研修などをテーマとしたトレーニング講師を行う。「ビジネスとデータをつなぐ」「データビジュアライゼーション」「データ視覚化のデザイン」「データアナリティクス」などのテーマで講演、メディア、新聞などへの寄稿多数。PATH株式会社代表取締役(PATH Data Analytics & Visualization)。データメディア「Data Viz Lab」主宰。早稲田大学トランスナショナルHRM研究所招聘研究員。早稲田大学政経学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)