動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか

ドゥ・ヴァール,フランス柴田裕之

紀伊國屋書店

発売:2020/04/17

発行形態:書籍

ファイル:EPUBリフロー形式/7.7MB

ポイント:20pt

¥2,200( 本体 ¥2,000 )

商品詳細

進化の末に、動物は「賢さ」を獲得した。
それは人間も、サルも、カラスも、イルカも、タコも、みんな同じである。
われわれは自分たちだけが賢いと思っていないか?

心理学との境界線を行くユニークな動物研究の分野を開拓してきた著者が、
動物行動学の歴史から最新の研究まで、豊富な事例を示すとともに読者へと問いかける。
ドゥ・ヴァールが新たに提唱する「進化認知学」とは――

人間中心の科学から脱却し、動物の認知とは何かを見つめなおす。
驚きのエピソード満載、著者自身の手によるイラスト多数。待望の最新作!

●チンパンジーは食べ物のありかを知っていることを悟られないようにふるまう
●カケスは相手が何を欲しがっているか見極めてプロポーズの贈り物を選ぶ
●アシナガバチは一匹ずつ顔が違い、仲間の顔を見分けている
●タコは自分を攻撃した人間を覚えていて、怒りをあらわにする

第1章 魔法の泉
虫になる/群盲、ゾウを……/人間性否認

第2章 二派物語
犬には欲望があるか?/空腹ゲーム/単純にしておく/馬を責める/安楽椅子霊長類
学/雪解け/ビーウルフ

第3章 認知の波紋
ユリイカ! /ハチっ面/ヒトを再定義する/カラス参上!

第4章 私に話しかけて
オウムのアレックス/どこまでが本物の言語能力か?/犬たちへ

第5章 あらゆるものの尺度
進化は人間の頭の手前止まり/他者が何を知っているかを知る/賢いハンスの逆/
習慣を広める/モラトリアム

第6章 社会的技能
マキアヴェリ的知性/三者関係認識/論より証拠/ギョッとする協力行動/ゾウの政略

第7章 時がたてばわかる
失われた時を求めて/猫の傘/動物の意志の力/何を知っているかを知る/意識

第8章 鏡と瓶を巡って
ゾウは聴いている/鏡の中のカササギ/軟体動物の知力/郷に入っては/名前で呼ぶ?

第9章 進化認知学

解説(松沢哲郎)

購入前の注意点

3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
・この書籍はKinoppy for iOS、Kinoppy for Android、Kinoppy for Windows または Kinoppy for Mac(いずれも最新版)でお読みください。
・この商品は "Reader™" ではお読み頂けません。
・電子書籍は会員サービス利用規約に則してご利用いただきます。
・海外会員様にはプレゼントを贈れません。

著者情報

ドゥ・ヴァール,フランス[ドゥヴァール,フランス] [de Waal,Frans]
1948年オランダ生まれ。エモリー大学心理学部教授、ヤーキーズ国立霊長類研究センターのリヴィング・リンクス・センター所長、ユトレヒト大学特別教授。霊長類の社会的知能研究における第一人者であり、その著書は20の言語に翻訳されている。2007年には「タイム」誌の「世界で最も影響力のある100人」の一人に選ばれた。米国科学アカデミー会員

松沢哲郎[マツザワテツロウ]
京都大学高等研究院特別教授、京都大学霊長類研究所兼任教授(理学博士)。1977年11月から「アイ・プロジェクト」とよばれるチンパンジーの心の研究を始め、野生チンパンジーの生態調査も行う。チンパンジーの研究を通じて人間の心や行動の進化的起源を探り、「比較認知科学」とよばれる新しい研究領域を開拓した。2011年に刊行した『想像するちから』(岩波書店)で第65回毎日出版文化賞、および科学ジャーナリスト賞2011を受賞。2004年紫綬褒章受章、2013年に文化功労者

柴田裕之[シバタヤスシ]
翻訳家。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)