商品詳細
毎晩夢に現れ、少しずつ近づいてくる巨大な虫。この虫に憑かれ眠れなくなっていた男子高校生の浅井は、見知らぬ女子生徒の祭火から解決法を教えられる。幼い頃に「しげとら」と取引し、その取り立てに怯える糸川葵もまた、同級生の祭火に、ある言葉をかけられて――怪異に直面した人の前に現れ、そっと助言をくれる少女・祭火小夜。彼女の抱える誰にも言えない秘密とは? 新しい「怖さ」が鮮烈な、第25回日本ホラー小説大賞&読者賞ダブル受賞作。
著者情報
秋竹サラダ[アキタケサラダ]
1992年2月29日生まれ。埼玉県鴻巣市出身。東洋大学理工学部電気電子情報工学科卒業。2018年「魔物・ドライブ・Xデー」と第25回日本ホラー小説大賞“大賞”と“読者賞”をダブル受賞し、同作を改題した『祭火小夜の後悔』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)