商品詳細
※本商品は固定レイアウトのコンテンツです。文字列のハイライトや検索、辞書の参照引用などの機能はご利用になれません。あらかじめご了承ください。, 本書では、ポスト量子暗号の最右翼と目される格子暗号の数学とその実装方法について解説する。現代の情報社会を支えるRSA暗号や楕円曲線暗号は、ノイマン型コンピュータの計算困難性を利用している。しかしこれらは、量子コンピュータにより簡単に解読されることが分かっており、ポスト量子暗号の実現が叫ばれている。格子暗号は「格子問題」と呼ばれる、量子コンピュータでも解き方が分かっていない問題を基礎とする。本書はその数学的性質のほか、格子問題を解くための「格子基底簡約アルゴリズム」について紹介していく。
【目次】
序章 この本について
1 格子の数学的基礎
2 LLL基底簡約とその改良
3 さらなる格子基底簡約アルゴリズム
4 ランダムサンプリングアルゴリズムとその解析
5 近似版CVP解法とLWE問題への適用
序章 この本について
1 格子の数学的基礎
2 LLL基底簡約とその改良
3 さらなる格子基底簡約アルゴリズム
4 ランダムサンプリングアルゴリズムとその解析
5 近似版CVP解法とLWE問題への適用
著者情報
青野良範[アオノヨシノリ]
2005年武蔵工業大学工学部電子情報工学科卒業。2007年東京工業大学大学院情報理工学研究科修士課程修了。2010年東京工業大学大学院情報理工学研究科博士課程修了(博士号:理学)。2011年~現在、国立研究開発法人情報通信研究機構サイバーセキュリティ研究所研究員
安田雅哉[ヤスダマサヤ]
2002年京都大学理学部卒業。2004年東京大学大学院数理科学研究科修士課程修了。2007年東京大学大学院数理科学研究科博士課程修了(博士号:数理科学)。2007年~2015年株式会社富士通研究所研究員。2015年~現在、九州大学マス・フォア・インダストリ研究所准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)