商品詳細
※本商品は固定レイアウトのコンテンツです。文字列のハイライトや検索、辞書の参照引用などの機能はご利用になれません。あらかじめご了承ください。, 理論、実験に次ぐ「第三の科学」と言われてきた計算(機)科学は昨今、理論や実験に先駆けて様々な現象を予測、発見するための不可欠な分野となっている。物質物性科学・工学の世界では、量子論に基づく第一原理計算によって、ナノスケールの構造・性質のきわめて正確な予測が実現している。
本書では、第一原理計算の理論的なベースとなる多体電子論の解説から入り(第1章)、それを実際に計算するためのアルゴリズムの紹介をカーボン材料の応用例を使って行う(第2章)。第3章では、特に環境問題の範疇で実現が叫ばれる炭素固定技術を第一原理計算で探る取り組みを、第4章では、第一原理計算が成功を収めたいくつかの事例を、それぞれ紹介する。
【目次】
第1章 基礎理論
第2章 カーボン系への応用
第3章 CO2還元を目指す計算科学
第4章 第一原理計算の適用例
第1章 基礎理論
第2章 カーボン系への応用
第3章 CO2還元を目指す計算科学
第4章 第一原理計算の適用例
著者情報
水関博志[ミズセキヒロシ]
1990年東北大学工学部材料物性学科卒業。1995年東北大学大学院工学研究科材料物性学専攻博士課程後期3年の課程修了・博士(工学)。同年東北大学金属材料研究所助手。2005年東北大学金属材料研究所助教授。2007年東北大学金属材料研究所准教授。2013年韓国科学技術研究院Principal Researcher
佐原亮二[サハラリョウジ]
1994年東北大学工学部金属工学科卒業。2000年東北大学大学院工学研究科材料物性学専攻博士課程後期3年の課程修了・博士(工学)。同年東北大学大学院工学研究科助手。2003年東北大学金属材料研究所助手。2007年東北大学金属材料研究所助教。2012年東北大学金属材料研究所准教授。2013年国立研究開発法人物質・材料研究所主幹研究員。2019年東北大学大学院工学研究科材料システム工学専攻特任教授(研究)併任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)