商品詳細
脳の血管病を持つ広島の崩壊家庭に育った少年・ヒカル。その命を救った脳血管外科のパイオニアの老医師・火男。命は救われたものの、天涯孤独となったヒカルは高校をドロップアウト。一方、医療崩壊といわれるすさんだ医療現場での仕事に燃え尽きた火男は、故郷の長崎に帰る途中の三原で、偶然、ヒカルと再会する。そのふたりの前に建つ、1597年に殉教した二十六聖人の一人、トマス小崎の像。その二十六聖人に導かれるようにふたりの長崎への旅が始まる。とともに長崎に旅して、<時>について思いを巡らせ、1年かけて殉教と原爆について学ぶ。そして、生命の実相に触れることで心を被っていた殻が破られてゆく……。
著者情報
後藤勝彌[ゴトウカツヤ]
1941年長崎生まれ。脳神経センター大田記念病院(広島県福山市)名誉院長。九州大学医学部卒業。九州厚生年金病院神経内科医長、秋田大学医学部放射線科講師、秋田県立脳血管研究センター主任研究員、福岡大学医学部放射線科助教授、麻生飯塚病院脳血管内外科部長兼脳神経病センター長、脳神経センター大田記念病院院長、九州大学医学部脳神経外科非常勤講師、北海道大学医学部脳神経外科客員教授、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)放射線科客員教授を歴任。世界脳血管内治療学会副会長、日本脳神経血管内治療学会会長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)