商品詳細
読むことと、書くことと――生涯をこの2つに凝集し、膨大な資料の渉猟と丹念な読み込みから、世に名高い森史学は生まれた。そのかたわら、資料から離れ、虚実の間に筆を遊ばせるかのような本書収載の珠玉の小品が書かれた。『怪談』を愛してやまなかった著者が、「八雲に聴かせたい」との思いで書き綴った怪異談、中国の説話に想を得た作品など、44篇を収める新編集の増補版。
著者情報
森銑三[モリセンゾウ]
1895・9・11~1985・3・7。近世学芸史家。愛知県刈谷市生まれ。図書館員、代用教員等を経て、1926年、文部省図書館講習所を卒業、東京帝国大学史料編纂掛に勤務し、38年退職。45年、空襲により膨大な資料を焼失。50年、早稲田大学講師となり66年まで書誌学を講ずる。生涯、近世学芸史、人物研究、西鶴研究等をすすめ、多くの文章を執筆する
この著者の他の商品・シリーズ
n明治東京逸聞史 1
明治東京逸聞史 2
明治人物夜話
燕石十種〈第5巻〉
燕石十種〈第6巻〉
続燕石十種〈第2巻〉
続燕石十種〈第3巻〉
燕石十種〈第1巻〉
燕石十種〈第2巻〉
燕石十種〈第3巻〉