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こよなく動物と自然を愛し続けた著者の自伝的小説。少年から青年へと成長していく過程でさまざまな犬との出会いと別れを綴った作品。……「動物文学」というカテゴリーを確立し、国民の支持を得た戸川幸夫の原点ともいうべき自伝的小説。もの心つく前から動物好きであったという著者が、さまざまな気質の犬と育った幼い頃から、運命的な犬との出会いをする旧制高校時代までを、愛情を持った動物への的確な観察眼で描き切る。それは犬への鎮魂歌であるとともに、おのれの成長の証であった。動物文学の第一人者が犬と語り続けた自伝的小説。
著者情報
戸川幸夫[トガワユキオ]
1912・4・19~2004・5・1。作家。佐賀県生まれ。1936年山形高等学校を中退し、東京日日新聞社入社。フィリピン、台湾、沖縄と海軍報道班員として従軍。戦後は社会部部長などを歴任するが、長谷川伸の新鷹会に入会、55年「高安犬物語」で直木賞を受賞し本格的執筆活動に入る。犬を中心とした動物ものを書き続け、動物文学のジャンルを確立する。また、65年にはイリオモテヤマネコの発見に大きな功績を残す。80年紫綬褒章受章。86年勲三等瑞宝章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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