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『忠臣藏とは何か』『日本文学史早わかり』と並ぶ、丸谷才一の古典評論三部作。中国文学から振り返って、『源氏物語』『新古今和歌集』という日本の文学作品を検証した孤立無援の本居宣長の思考を蘇らせ、さらにはその視点で近代日本文学をも明確に論じる。女系家族的な考えから日本文学を俯瞰した「女の救はれ」を併録した『恋と女の日本文学』を発表時の題に戻し刊行。
著者情報
丸谷才一[マルヤサイイチ]
1925・8・27~2012・10・13。小説家、評論家、翻訳家。山形県生まれ。東京大学文学部英文科卒業。1945年入営。68年「年の残り」で芥川賞受賞。その後、「たった一人の反乱」(谷崎賞)、「樹影譚」(川端賞)、「輝く日の宮」(泉鏡花賞)などの小説や、評論を数多く発表。また多岐にわたる随筆も意欲的に執筆。2011年には文化勲章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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