商品詳細
まず、自由についての思弁的、また社会学的な探究が進められる。やがて、現代社会における自由の本質的な困難が明らかになる。そこで、自由を自由たらしめている要因の原点まで遡ることで、〈自由〉が蘇生する可能性が示される。なんと、他者の存在こそが〈自由〉の本来的な構成要因なのである。つまり、〈自由〉とは、他者との共存、つまり〈公共性〉という問題へと展開されうるものなのである。
著者情報
大澤真幸[オオサワマサチ]
1958・10・15~。社会学者。長野県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。1990年、『行為の代数学 スペンサー=ブラウンから社会システム論へ』で東京大学社会学博士の学位を取得。その後、千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を歴任。2007年、『ナショナリズムの由来』で毎日出版文化賞受賞。10年、個人思想誌『大澤真幸THINKING「O」』の刊行を開始。12年、『ふしぎなキリスト教』(橋爪大三郎との共著)で新書大賞受賞。15年、『自由という牢獄 責任・公共性・資本主義』で河合隼雄学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)