商品詳細
聖人の遺体や遺骨・遺灰、聖人が身にまとったものや触れたものは「宝石や黄金より価値がある」とされ、芳香や光を放ち、腐敗しないと信じられた。死人を蘇らせ、病気や怪我を治し、現世の罪を清めて天国に導く力を持つとされた聖遺物。教会はその聖性と効験を、聖堂の装飾、祭壇画や黄金のシュライン(聖遺物容器)などさまざまな造形で民衆に訴えかける。救済と奇跡を求めたキリスト教社会の熱狂と芸術への昇華の過程を辿る。
著者情報
秋山聰[アキヤマアキラ]
1962年、神戸市に生まれる。東京大学大学院人文科学系研究科博士課程満期退学。哲学博士(フライブルク大学)。現在、東京大学大学院教授。専攻は西洋美術史。主な著書に『デューラーと名声』(中央公論美術出版、第七回地中海学会ヘレンド賞/第二回日本学術振興会賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)