商品詳細
減災に向けてシミュレーションで考える!我が国は、さまざまな自然災害にみまわれている。さらには、それらがもたらす社会的災害、人的災害に苛まれている。そのような中、本書は災害を解析する手段として比較的最近進歩してきたコンピュータシミュレーションにより、災害と人間の関係を広く解説する。シミュレーション手法の基礎的な理解を進めるために読者自ら取り組めるよう、簡単な例題を適宜組み入れており、計算方法の詳細を付録にまとめている。減災に関心のある読者には必読の書である。
1.人間もシミュレーションの対象
2.災害の基礎知識
3.気象現象と気象災害
4.地震予知はなぜ難しい
5.噴火予測と火山災害
6.津波は大災害の原因
7.人的な災害
8.人間の移動と避難
著者情報
井田喜明[イダヨシアキ]
1941年東京生まれ、東京大学理学部物理学科卒業、同大学院理学系研究科地球物理学博士課程修了。マサチューセッツ工科大学、東京大学物性研究所、同海洋研究所、同地震研究所、姫路工業大学(2004年度からは兵庫県立大学)などで研究・教育に携わりながら、日本火山学会会長、火山噴火予知連絡会会長なども務める。現在はアドバンスソフト株式会社研究顧問。東京大学名誉教授、兵庫県立大学名誉教授。専門は固体地球物理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)