商品詳細
水環境、河川環境の保全について考える。本書は、国土の診断に不可欠な水・土砂栄養塩類の循環を、陸・水・海域を通して一体的に捉えた知見の集積である。内容は水・物質輸送の基礎、観測・分析・数値解析手法、河道における土砂栄養塩類動態など、国土の持続的管理と自然環境の復元に向けた新たな視座を用意してくれる、水環境、河川環境に関わる人に必読の書。
1.水・物質輸送の基礎
2.観測・分析・数値解析手法
3.河道における土砂栄養塩類動態
4.ダムの土砂栄養塩類の諸問題と解決策
5.河口マングローブの土砂栄養塩類動態
6.赤土流出とサンゴ礁の保全・再生
7.パラオ共和国の赤土流出とサンゴ礁
8.環境保全への社会的取り組み
著者情報
池田駿介[イケダシュンスケ]
工学博士。(株)建設技術研究所国土文化研究所長、(公社)日本工学アカデミー専務理事、東京工業大学名誉教授。東京大学土木工学科を卒業後、同大学院を経て、東京工業大学に奉職。日本学術会議会員(第3部幹事)、日本流体力学会会長、日本工学会副会長、科学技術・学術審議会臨時委員、中央環境審議会特別委員・臨時委員、(公財)河川財団評議員会長などを歴任。専門は、水理学
菅和利[カンカズトシ]
博士(工学)。芝浦工業大学名誉教授、NPO法人日本水フォーラム代表副理事、(公社)淡水生物研究所理事。芝浦工業大学土木工学科を卒業後、芝浦工業大学の助手、講師、助教授、教授(定年退職)を経て現職。埼玉県川の再生懇談会座長、Pacific Environmental Fund技術諮問委員(外務省関連、事務局フィジー)、大学基準協会評価委員などを歴任。専門は水理学、河川工学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)