商品詳細
UPPAALは,モデル検査ツールとしては比較的利用が容易ではあるが,実際の開発には多くのハードルがある.本書では,そのようなハードルを乗り越えるために必要な,UPPAALツール,時間オートマトン,検証したい性質を記述するための時間時相論理に関する知識,および実際の開発で検証の対象となるUML設計仕様のUPPAALによるモデル化方法など,具体的事例も交えてノウハウを解説している.
第1章 UPPAALを使ってみよう
第2章 UPPAALのシステムモデルと検証式
第3章 検証プロセス
第4章 ケーススタディ(1)オートクラッチ車ギア制御
第5章 ケーススタディ(2)オーディオデータ通信プロトコル
第6章 ソフトウェア設計とモデル検査
第8章 おわりに
付録 演習問題の解答例
著者情報
大須賀昭彦[オオスガアキヒコ]
1981年上智大学理工学部数学科卒業。株式会社東芝。1985年~1989年(財)新世代コンピュータ技術開発機構(ICOT)。1995年工学博士(早稲田大学)。現在、電気通信大学大学院情報システム学研究科教授。IEEE Computer Society Japan Chapter Chair、人工知能学会理事、日本ソフトウェア科学会理事などを歴任。ソフトウェア工学、人工知能の研究に従事
長谷川哲夫[ハセガワテツオ]
1987年早稲田大学大学院理工学研究科電気工学修士課程修了。現在、株式会社東芝ソフトウエア技術センター。ソフトウェア工学、自律分散システム、仮想化技術などの研究開発に従事
田原康之[タハラヤスユキ]
1991年東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。株式会社東芝。2003年国立情報学研究所。現在、電気通信大学大学院情報システム学研究科准教授、博士(情報科学)。エージェント技術、ソフトウェア工学の研究に従事。特に、エージェント指向開発方法論、モデル検査技術、および要求分析技術に興味を持つ
磯部祥尚[イソベヨシナオ]
1992年芝浦工業大学大学院電気工学専攻修士課程修了。通商産業省工業技術院電子技術総合研究所。現在、独立行政法人産業技術総合研究所主任研究員、工学博士。形式手法による並行システムの検証に関する研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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