事例から学ぶサービスサイエンス ― サービス価値計測手法 ―10の実例―

木下栄蔵

近代科学社

発売:2018/08/01

発行形態:書籍

ファイル:PDF形式/15.5MB

ポイント:24pt

¥2,640( 本体 ¥2,400 )

商品詳細

注目が高まっている『サービスサイエンス』に関して、その背景、理論、実際の適用分野と、数理手法・価値計測法など、身近な事例を交えて具体的に解説する待望の書!
先進主要国においてサービス産業が経済の多くを担い、経済成長のため、また、金融危機に端を発する世界的な不況を脱するためにサービス産業の成長と革新が求められているのは間違いありません。
旧来、形のないサービスを目に見える形にすること(モデル化)は難しいとされ、サービスの質的向上は定性的な経験と勘に頼りがちでした。しかし、コンピュータ、社会、認知、経営、マーケティング、数学など、発達したあらゆる科学分野を統合する形のアプローチによって、サービスを形にすることが注目されています。これがサービスサイエンスです。
理論は提唱されながら具体的な手法の提示が少なかったサービスサイエンスという分野に、具体性と数理手法を提示する、即戦力のテキストです。

序章
0.0 本章のランドスケープ
0.1 「サービス」の位置づけ
0.2 「サービスサイエンス」という学問の萌芽
0.3 研究分野の展開と教育へのフィードバック

第1章 サービスサイエンスとは
1.0 本章のランドスケープ
1.1 サービスサイエンスと戦略
1.2 サービスサイエンスの必要性
1.3 サービスサイエンスの科学的アプローチ
1.4 サービスサイエンスの課題

第2章 サービスサイエンスの適用分野
2.0 本章のランドスケープ
2.1 行政サービスの例―福島県矢祭町
2.2 教育サービスの例―京都市立堀川高校
2.3 ITサービスの例―IBM
2.4 ホテル・旅館のサービス例―加賀屋
2.5 運輸サービスの例―クロネコヤマト

第3章 意思決定手法によるサービスの価値計測例
3.0 本章のランドスケープ
3.1 サービスサイエンスとゲーム理論
3.2 サービスサイエンスとバトルゲーム
3.3 サービスサイエンスとランチェスターの法則
3.4 サービスサイエンスと意思決定基準
3.5 サービスサイエンスと効用関数
3.6 サービスサイエンスと線形計画法
3.7 サービスサイエンスとファジィ積分
3.8 サービスサイエンスと最適化問題
3.9 サービスサイエンスとISM
3.10 サービスサイエンスとDEMATEL

第4章 AHPによるサービスの価値計測例
4.0 本章のランドスケープ
4.1 サービスサイエンスとAHP
4.2 サービスサイエンスと集団AHP
4.3 サービスサイエンスと費用/便益分析
4.4 サービスサイエンスと内部従属法(その1)
4.5 サービスサイエンスと内部従属法(その2)
4.6 サービスサイエンスと外部従属法
4.7 サービスサイエンスと絶対評価法
4.8 サービスサイエンスと線形計画法
4.9 サービスサイエンスと不完全AHP
4.10 サービスサイエンスとANP

参考文献
索引

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著者情報

木下栄蔵[キノシタエイゾウ]
1949年生まれ。1975年京都大学大学院工学研究科修士課程修了。阪神電鉄勤務を経て1980年神戸市立工業高等専門学校講師。1983年同校助教授。1989年京都大学工学博士。1991年米国ピッツバーグ大学大学院ビジネススクール客員研究員。1992年神戸市立工業高等専門学校教授。1994年名城大学学部新設準備室教授。1995年名城大学都市情報学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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