商品詳細
昨今、ソフトウェアの正しさを保証するソフトウェア検証の技術が重要視されているが、その中でも特にモデル検査が脚光を浴びている。それは数理論理学などに関する知識があまりない技術者にも、ソフトウェア開発の中で利用することが可能だからであろう。本書はSPINを中心にモデル検査をいかにしてソフトウェア開発のプロセスの中に位置づけるかについて実例を通して詳説している。
第1章 設計モデル検証とモデル検査
第2章 モデル検査概論
第3章 モデル検査ツールSPIN概要
第4章 SPINによるモデル検査
第5章 SPINによる設計モデルの検証プロセス
第6章 設計モデルの検証の実際
第7章 検証の実践:抽象化・効率化・デバッグ
付録A PROMELA/SPINリファレンスマニュアル
付録B 設計モデルの検証プロセス
付録C 簡易ステートマシン図のシンタックスとセマンティクス
付録D 簡易ステートマシン図とPROMELAの対応
著者情報
萩谷昌己[ハギヤマサミ]
1982年東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。現在、東京大学大学院情報理工学系研究科教授。理学博士。形式的手法、理論計算機科学の研究に従事
吉岡信和[ヨシオカノブカズ]
1998年北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士後期課程修了。1998年株式会社東芝。現在、国立情報学研究所准教授・総合研究大学院大学准教授。博士(情報科学)。ソフトウェア工学、形式手法、セキュリティソフトウェア工学、セキュリティパターンの研究・教育に従事
青木利晃[アオキトシアキ]
1999年北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士後期課程修了。現在、北陸先端科学技術大学院大学安心電子社会研究センター特任准教授。博士(情報科学)。ソフトウェア工学・科学、形式手法、形式検証の研究に従事
田原康之[タハラヤスユキ]
1991年東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。1991年株式会社東芝。2003年国立情報学研究所。現在、電気通信大学大学院情報システム学研究科准教授。博士(情報科学)。エージェント技術、ソフトウェア工学の研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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