商品詳細
日本オペレーションズ・リサーチ学会 創立60周年記念事業
モデリングは、近年特に注目されている。その範囲には機械学習、金融工学、データ同化、待ち行列などが含まれ、多くの実務家、研究者が活躍している。本書は、その注目されている分野の第一線の著者が、本格的論考をおこなう。興味のある分野を深く読み進めるのもよし。全体を読み進んで、モデリングの「現在」、たとえば、ORや最適化などの問題解決型のヨコ型分野と、建築、機械、金融、気候・海洋などの具体的な対象を持つタテ型分野を俯瞰的にみることもできる。
(263文字)
システム開発の本質を見失わないために必要な知識とノウハウ1979年に初版を発行してから30年。時代と状況に合わせて改訂を重ねて使われ続けてきたシステム開発技法解説書の第5版。
どんなことにも情報システムが欠かせない現代では、その開発環境も多様化し日々刻々と進化をしています。しかし、どんなに環境が多様化し進化をしても、システム開発の本質は不変。どんな環境で、誰が開発をしようとも、ユーザーの真のニーズをしっかりと把握し、それをシステム要件に反映すること、ユーザーの使い勝手の良いシステムを設計・開発することがシステム開発の原点です。 そのような視点と、システム開発技法の歴史、著者の経験と研究を土台にして、現代のシステム開発に必要で、開発者はもちろん、開発されたシステムを利用するユーザーにまでメリットをもたらす技法を余すことなく解説する、プロジェクトマネージャーや現場の開発者必携のバイブル。
1.モデリング環境とORモデリングの展望
2.データ同化:海洋での大規模最適化の例のインフォーマルなイントロダクション
3.最適形状設計
4.現場でのモデル化
5.金融工学とモデリング
6.待ち行列
7.統計的機械学習における損失関数とリスク尺度
著者情報
室田一雄[ムロタカズオ]
1980年東京大学工学系研究科計数工学専攻修士課程修了。その後、東京大学助手、筑波大学講師、東京大学助教授、京都大学助教授、教授、東京大学教授を経て、2015年より首都大学東京教授。2016年東京大学名誉教授。博士(工学、東京大学、1983年)、博士(理学、京都大学、2002年)
池上敦子[イケガミアツコ]
立教大学理学部数学科卒業後、成蹊大学助手、講師、准教授を経て、2009年より教授、博士(工学、成蹊大学、2001年)
土谷隆[ツチヤタカシ]
1986年東京大学工学系研究科計数工学専攻修士課程修了。その後、統計数理研究所助手、助教授、教授を経て、2010年より政策研究大学院大学教授。博士(工学、東京大学、1991年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)