商品詳細中国は世界の多元化時代の
壮大な実験国家なのか! ?
巨大国家「中国」を俯瞰する!
中国脅威論や崩壊論という視点を離れ、中国に住む人のいまと
そこに至る歴史をわかりやすく図解!
14歳から読める! わかる!
カラー図解満載! !
【目次】
第1部 地図で知る巨大な国・中国
第2部 これが現代中国の普通の暮らし
第3部 中国社会の基礎 中国共産党について
第4部 中華帝国の栄光と屈辱
第5部 日中が触れたくない歴史の闇
第6部 大国中国の抱える問題
【「はじめに」より】
私たちは中国の歴史を、よく「大河のような壮大な流れ」と表現します。中国文明4000年の悠久の時の流れを、長大な黄河、揚子江(長江)に見立てての言葉です。
中国という大河は様々な流れを集めて常に変化し、幾つもの難所を通過します。異民族の合流、混乱と渦巻く激流、抵抗と決壊の繰り返し……。
こうした時々の難所と動乱を、地上の当事者からの視点に限って見れば、橋は落ち、道は崩れ、動乱の犠牲者が累々と屍をさらす酷薄な空間があるだけです。
しかし、視点をはるか上方に移して、ドローンのような目で見下ろせば、歴史の大河はその動乱を超えて、新たな流れをつくり、流れ続けていくのが見えてきます。
その流れの離合集散の形、本流となる流れの方向と規模そのものが、人々の生きる意志と、その未来への希望を物語っているといえるのです。
本書は、このドローンのような視点をもって、中国という巨大国家を解き明かしています。本シリーズの骨格である「図解=インフォビジュアル」という手法がそれです。
著者情報北村豊[キタムラユタカ]
1949年生まれ。慶応義塾大学法学部政治学科卒業。住友商事入社後、アブダビ、ドバイ、北京、広州の駐在を経て、住友商事総合研究所で中国専任シニアアナリストとして活躍。住友商事を退職後、中国研究者として中国鑑測家を名乗る。中央大学政策文化総合研究所客員研究員。中国環境保護産業協会員、中国消防協会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)