商品詳細
現実よりも自身の裸の心を守り抜こうとした詩人と、その世界に深く共感するがゆえに背反せざるをえない知性で武装された批評家――。「自分が人間であることのすべてを負っている」と言うほど絶対的な影響を受けた中原中也の特異な生の在り様を「内部の人間」と名付け、小林秀雄の戦後の歩みに「ヴァニティ」(中原中也)を超えた人間探究の軌跡を見出す、秋山駿の出発点。
小林秀雄
小林秀雄の戦後
自己回復のドラマ──小林秀雄の一面──
小林秀雄の「神」
小林秀雄と文体──彼はわれわれのなかの、どこにいるか
中原中也
中原中也
内部の人間──中原中也の場合
中原中也の詩
小林秀雄と中原中也 ──あとがきにかえて
解説 井口時男
年譜
著書目録
著者情報
秋山駿[アキヤマシュン]
1930・4・23~2013・10・2。文芸評論家。東京生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。1956年から報知新聞社文化部のち整理部に勤務。60年、「小林秀雄」で群像新人文学賞評論部門受賞。67年、中原中也や小松川女高生殺し事件を論じた第一評論集『内部の人間』を刊行。70年、報知新聞社退社。70年代より東京農工大他の大学で文学を講じながら現代人の孤独な生の営為を特異な視点から追究する批評活動を展開。90年、『人生の検証』で伊藤整文学賞を、96年『信長』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。97年、日本芸術院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
この著者の他の商品・シリーズ
n簡単な生活者の意見
信長
砂粒の私記
内部の人間の犯罪 秋山駿評論集
「死」を前に書く、ということ 「生」の日ばかり
人生の検証
「生」の日ばかり