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この夏、もっとも静かな戦いが始まる――
【震源域は東京都心を含む首都圏全域。マグニチュード8.2、発生時期は本日より14ヶ月±3か月後】
構想執筆20年。地震学最新研究を基にシミュレートする「Xデイ」のすべて!
「震源域は東京都心を含む首都圏全域。マグニチュード8.2、発生時期は本日より14ヶ月±3か月後」官房長官の発表に、記者たちは言葉を失った――。
量子コンピュータの研究者・吉岡は夏、伊豆半島沖で「海鳴り」と呼ばれる奇妙な音を耳にする。大学時代の友人で、地震学研究の第一人者である長田とともに観測とデータ解析を進めると、それは震源域に東京都心を含む、過去に例を見ない超巨大地震の発生を示すものだった。政府はその報告をもとに対策本部を設置。吉岡と長田は、経産省の権藤、国交省の山城などとともに、地震発生日の特定、被害予想、避難計画策定を進めていくが――。
構想執筆20年。地震学最新研究から描き出す「Xデイ」のすべて。
著者情報
牧野武則[マキノタケノリ]
1944年生まれ。東邦大学名誉教授。京都大学工学博士。大阪市立大学理学部卒業、東北大学大学院修士課程にて、地球物理学を専攻。日本電気株式会社(NEC)でコンピュータと機械翻訳システムの開発に携わった後、東邦大学理学部にて人工知能や自然言語処理の研究を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)