商品詳細
「私、火星人なの」――必死なまなざしでそう語り続ける佐伯さんに、僕は恋をした。夏休みの数学の補修を一緒に受けながら毎日彼女のいる火星の白昼夢を見るほど、気持ちはつのるばかり。誰もいない校舎で、夜のグラウンドで、ゲームセンターで、佐伯さんとの距離はだんだん近づいていったが、彼女は自分の家のことを決して話そうとしないまま、別れの時が迫っていた。行き場のない想いを抱えた高校生たちの青春小説。
※本作は二〇一五年四月に小社より刊行された単行本『火星の話』を改題し、文庫化したものが底本です。
著者情報
小嶋陽太郎[コジマヨウタロウ]
1991年、長野県生まれ。2014年、信州大学在学中に、『気障でけっこうです』で第16回ボイルドエッグズ新人賞を受賞。現役大学生作家として話題となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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