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イスラーム世界から過去、現在、未来を見つめると、西洋中心の視点とはまるで異なる歴史が浮かび上がる。肥沃な三日月地帯に産声をあげる前史から、宗教としての成立、民衆への浸透、多様化と拡大、近代化、そして民族と国家の20世紀へ――。シーア派とスンナ派の起源とは? パレスチナ問題はなぜ生じた? 宗教と政治の関係は? 「歴史は誰かがつくるもの」とするイスラーム史の第一人者が日本人に語りかける100の世界史物語。
*『ビジュアル版 イスラーム歴史物語』改題。
【目次】
はじめに
1 イスラーム以前の西アジアと環地中海
2 イスラームの誕生
3 民衆のイスラーム
4 拡大するイスラーム世界
5 革新のイスラーム
6 民族、国家、そしてイスラーム
おわりに
著者情報
後藤明[ゴトウアキラ]
1941年、東京生まれ。東京大学名誉教授。専門はイスラーム史。山形大学教授、東京大学東洋文化研究所教授、同所長、東洋大学教授のほか、日本イスラム協会理事、同理事長、中東調査会理事、日本中東学会理事などを歴任。訳書に『預言者ムハンマド伝』(岩波書店、日本オリエント学会三笠宮オリエント学術賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)