商品詳細
かつて鳥だったころのことが忘れられず、母親と別れてケンジントン公園に住むことになった赤ん坊のピーター。妖精たちを率いて葦笛で音楽を奏でたり、公園内の小さい家での一夜の出来事など、妖精たちや少女メイミーとの出会いと悲しい別れを描いたファンタジー。バリーがいちばん初めに書いた、神話的な世界と幻想の世界が織り交ざった魅力あふれる「ピーター・パン物語」。挿絵アーサー・ラッカム。
著者情報
バリー,J.M.[バリー,J.M.] [Barrie,James Matthew]
1860‐1937。スコットランドの作家・劇作家。大学を卒業後、ロンドンに引っ越したのち、小説と劇作に意欲的に取り組み。劇「ピーター・パン、あるいは大人になろうとしない少年」(1904年)が大成功を収め、これを小説化したのが『ピーターとウェンディー』(1911年)。その後も人気劇作家として数々の戯曲を発表する。1937年死去
南條竹則[ナンジョウタケノリ]
東京生まれ。小説『酒仙』で第5回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)