商品詳細
北海道・網走に住む小説家の加納豪は、かわいい妹の彩を溺愛していたが、彩が商社に就職して夕張でひとり暮らしを始め、やがて同期の奥津と結婚することになり悲嘆に暮れる。しかし婚約者・奥津の浮気が発覚し、彩はショックで飛び降り自殺してしまう。奥津への復讐を誓った兄は、奥津を網走に誘い出し殺害する。奥津の遺体を車に隠しアリバイを構築するために夕張に向かう途中、加納は交通事故を起こしてしまう――。
ここから物語はふたつに分岐していく⇒
A:交通事故で人身事故を起こし、殺人が露呈した場合
B:交通事故を起こしたものの事なきを得て、殺人が露呈しない場合
……果たして加納の運命やいかに。
ふたつのパラレルワールドがひとつに結びつくとき、衝撃の事実が明らかになる。
著者情報
浦賀和宏[ウラガカズヒロ]
1978年生まれ。98年「記憶の果て」で第5回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
この著者の他の商品・シリーズ
nこわれもの
殺人都市川崎
デルタの悲劇
カインの子どもたち
十五年目の復讐
HELL 女王暗殺
HEAVEN 萩原重化学工業連続殺人事件
透明人間
浦賀和宏殺人事件
メタモルフォーゼの女3 月の裏文明委員会
Mの女