商品詳細
放浪、奴隷、捕囚。民族的苦難の中で遊牧民の神は成長し、ついには全宇宙を創造・支配する唯一なる神ヤハウェに変貌する。なぜ彼らは「一神教」を成立させ、「律法の民」となったのか? キリスト教やイスラームを生み、歴史の果てにイスラエル国家をも造り上げた「奇跡の宗教」の軌跡を、『聖書』の精読を通して、神理解の変化に焦点を当てつつ探究する。
プロローグ──ユダヤ教とは何か
第一章 導く神──放浪の民に与えられた約束
第二章 解放する神──エジプト・奴隷生活からの脱出
第三章 戦う神──「聖戦」と約束の土地カナンの征服
第四章 農耕の神──農業王国としてのイスラエル
第五章 審きの神──王国の発展と選民思想の強化
第六章 隠れたる神──ユダ王国滅亡の衝撃
第七章 唯一なる神──世界の歴史を導く神へ
第八章 律法の神──ユダヤ教の成立
エピローグ
注
参考文献
原本あとがき
文庫版あとがき
著者情報
荒井章三[アライショウゾウ]
1936年、福井市生まれ。京都大学文学部哲学科卒業、立教大学大学院文学研究科組織神学専攻博士課程修了。神戸松蔭女子学院大学教授、学長を務める。神戸松蔭女子学院大学名誉教授。神学者。専攻は旧約聖書学。新共同訳聖書編集委員。翻訳委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)