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美貌の考古学者・ルカが消息を絶った。ナチス・ドイツの研究機関アーネンエルベで、養父の父親の同僚だったという男爵に招かれ、南ドイツの古城に出かけたというのだ。ルカが勤めるトリノのエジプト博物館から助けを求められた宗教学者の夜刀は、単身城に乗り込む。彼を迎えたのは、人形のように生気がないルカと、おぞましい秘密を持つ住人たちだった……性格も見た目も正反対の“腐れ縁コンビ”が再びタッグを組む! 多彩な館と謎ときが魅力のミステリー・ホラー。
著者情報
篠田真由美[シノダマユミ]
1953年東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。92年『琥珀の城の殺人』でデビュー。以降、ミステリ、伝奇小説、ファンタジー小説など幅広く執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)