商品詳細
7世紀、アラビア半島の一角にムハンマドによって確立されたイスラームの共同体。それは人間の平等と弱者救済を訴え、迫害を受けながらアラビア半島全域に広がり、さらにビザンツ帝国、ササン朝ペルシアを滅ぼしてイベリア半島から中央アジアに至る大帝国を築き上げる。多くの異なる民族、多言語、多宗教の壁を乗り越えて大帝国を実現させたイスラームのジハードと融和の原理とは何か明らかにする。
はじめに──「夜陰の旅立ち」から
第一章 帝国の空白地帯
第二章 信徒の共同体
第三章 ジハード元年
第四章 社会原理としてのウンマ
第五章 帝都ダマスカスへ
第六章 イスラーム帝国の確立
第七章 ジハードと融和の帝国
第八章 帝国の終焉とパクス・イスラミカ
第九章 帝国なきあとのジハード
第一〇章 イスラーム復興と現代
あとがき
その後のジハード──学術文庫版のあとがき
参考文献
年表
主要人物略伝
著者情報
小杉泰[コスギヤスシ]
1953年、北海道生まれ。エジプト国立アズハル大学イスラーム学部卒業。法学博士。京都大学大学院教授。専門はイスラーム学、中東地域研究。2012年に紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)