商品詳細
アメリカとは単なる地名でもなければ国名でもない。キリスト教旧世界が新たな大地に作り出した制度空間の名である。1492年、コロンブスにその一端が「発見」された新天地。西洋から見て「無主の地」は「法的所有」の対象となった。征服と植民により獲得され拡大する新世界。そこに教会・旧制度から逃れるように<自由>と<個人の自立>の観念が生い茂る。今や世界の隅々に浸透しているその根強い規範性の由来を探る。
著者情報
西谷修[ニシタニオサム]
1950年生まれ。東京大学法学部卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程修了。フランス思想・哲学研究をベースに文明論、戦争論などのテーマで多くの論考を展開している。明治学院大学、東京外国語大学教授を経て、立教大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)