商品詳細
志賀直哉、藤枝静男、安岡章太郎を貫く「私小説」の系譜。だが、著者はここで日本文学の一分野を改めて顕揚したり、再定義を下したりはしない。本書は、我々が無意識・無前提に受け入れている「読みの不自由さ」から離れ、ひたすら、いまここにある言葉を読むこと、「作品」の表層にある言葉の群との戯れを通じ、一瞬ごとの現在を生きようとする試みなのである。「読むこと」の深見と凄みを示す、文芸批評の名著。
はじめに 読むことに向けて
廃棄される偶数 志賀直哉『暗夜行路』を読む
藤枝静男論 分岐と彷徨
安岡章太郎論 風景と変容
おわりに
あとがき
著者から読者へ
年譜
著者情報
蓮實重彦[ハスミシゲヒコ]
1936・4・29~。フランス文学者、映画批評家。東京都生まれ。東京大学仏文学科卒業。パリ大学にて博士号取得。東京大学教授を経て、東京大学第26代総長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
この著者の他の商品・シリーズ
n大江健三郎論集成
日本映画のために
ショットとは何か 歴史編
ショットとは何か 実践編
ゴダール革命〔増補決定版〕
齟齬の誘惑
三つの物語/十一月
笑犬楼vs.偽伯爵
フーコー・ドゥルーズ・デリダ
ジョン・フォード論
ショットとは何か