講談社文芸文庫

白暗淵

古井由吉

講談社

発売:2016/07/08

発行形態:書籍

ファイル:EPUBリフロー形式/762KB

ポイント:450pt

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商品詳細

「七十の坂にかかる道すがらの作品群になる。あれもなかなか越すに苦しい坂だった」(著者から読者へ)。爆風に曝された大空襲から高度成長を経て現代へ――個の記憶が、見も知らぬ他者たちをおのずと招き寄せ、白き「暗淵」より重層的な物語空間が立ちあがる。現代文学を最先端で牽引しつづける著者が、直面した作家的危機を越えて到達した連作短篇集。

朝の男
地に伏す女
繰越坂
雨宿り
白暗淵
野晒し
無音のおとずれ
餓鬼の道
撫子遊ぶ
潮の変わり目
糸遊
鳥の声
著者から読者へ
解説 阿部公彦
年譜

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著者情報

古井由吉[フルイヨシキチ]
1937・11・19~。小説家。東京生まれ。東京大学大学院修士課程修了。大学教員となりブロッホ等を翻訳。文学同人誌「白描」に小説を発表。1970年、大学を退職。71年、「杳子」で芥川賞受賞。黒井千次、高井有一、坂上弘等と“内向の世代”と称される。77年、高井らと同人誌「文体」創刊(80年、12号で終刊)。83年、『槿』で谷崎潤一郎賞を、87年、「中山坂」で川端康成文学賞を、90年、『仮往生伝試文』で読売文学賞を、97年『白髪の唄』で毎日芸術賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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