商品詳細
本書では帝銀事件の「犯人」とされる平沢貞通が、無実なのに虚偽自白に落ちたという無実仮説、また目撃者たちも平沢を見て、「犯人と似ている」とか、「犯人だと断定する」という目撃過誤を犯したという無実仮説を提起する。もし自白と目撃について、この仮説が心理学的に成り立つとすれば、そのこと自体が検察側の有罪仮説への「合理的疑い」となるはずである。本書では、こうした戦略で目撃と自白の供述鑑定を進める。
著者情報
浜田寿美男[ハマダスミオ]
1947年、香川県生まれ。京都大学文学部哲学科(心理学専攻)卒業。同大大学院文学研究科博士課程(心理学専攻)修了。花園大学社会福祉学部教授、奈良女子大学文学部教授を経て、奈良女子大学名誉教授、立命館大学特別招聘教授。「法と心理学会」理事長を務める(2000~2006年)。専攻は発達心理学、法心理学および供述分析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)