商品詳細
鮮烈なイメージで私たちを魅了する曼荼羅。
大画面にひしめきあう1800体の仏と荘厳の色彩には、仏教のいかなる教えが秘められているのか。
そして、密教の神髄は曼荼羅にあると説いた空海の真意とは何だったのか。
個性の尊重、個と全体の調和、他者により生かされていることの自覚など、
現代人に不可欠な世界観を曼荼羅が体現していると述べる第一人者が解き明かす。
美しい図版を通じて密教の世界観を体感できる仏の図像学入門。
(本書は、『図解・曼荼羅の見方』を改題し文庫化したものです)
著者情報
小峰彌彦[コミネミチヒコ]
1945年、東京生まれ。大正大学名誉教授、真言宗智山派観蔵院住職。1976年、大正大学大学院博士課程修了。博士(仏教学)。大正大学教授、同大学学長などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)