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時代小説や時代劇に登場する「旗本」。彼らはどのような暮らしをしていたのか? 御家人とはどう違うのか? 三田村鳶魚の最後の弟子が、複雑な江戸幕府の制度をふまえ、これまで誤解されてきた旗本身分を正しながら解説。「徳川家直参」の意味、江戸城中での作法と年中行事、家督相続と隠居、昇進・給与、家計と年収、本家・分家との関係……豊富なエピソードで楽しく読める、歴史・時代小説ファン必携のコンパクト事典。
著者情報
小川恭一[オガワキョウイチ]
1925年、東京府生まれ。1943年、慶応義塾大学在学中に、奥野信太郎教授の紹介で三田村鳶魚翁に師事、徳川幕府関係の記録を譲り受ける。帝国図書館に勤務したのち、戦後は会社員。1980年代より研究を再開、徳川幕府制度の研究では大名・旗本・御家人を中心とする。2007年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)