商品詳細
私は己を語ろうと決意した。憎悪すべき己の過去を。生きようとする生命の火を、情熱を燃え上がらせるために――。終戦直後から五年に亘り執筆した、著者の代表作ともいえる自伝的長編小説を初文庫化。没後50年記念刊行。
著者情報
高見順[タカミジュン]
1907・1・30~1965・8・17。小説家。福井県生まれ。1908年母とともに上京。24年第一高等学校に入学し、25年同人雑誌「廻転時代」を創刊する。27年東京帝国大学に入学し、28年左翼芸術同盟に参加。32年治安維持法違反により検挙される。35年から文筆業に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
この著者の他の商品・シリーズ
nP+D BOOKS 激流(下)
終戦日記
P+D BOOKS 激流(上)
都に夜のある如く
昭和文学盛衰史
わが胸の底のここには 上
わが胸の底のここには 下
敗戦日記
今ひとたびの
生命の樹
P+D BOOKS 故旧忘れ得べき